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テラコブログ

たまに戦車のプラモデルを作ります

「岡崎に捧ぐ」を読みました

面白い!とネットのどこかでみたので、読んでみたら本当に面白かった。最高です。

「山本さん」と「岡崎さん」の友情物語で、そこに、ちょっとアレな言い方をするなら「小学校時代あるある」がちょいちょい挟まれてくる感じのマンガです。岡崎さんの結婚を機に山本さん(作者)がマンガを描きはじめたということらしい。なんかこの描くきっかけだけでじーんときますね。一番最初は「note」での連載、話題を呼んで現在はビッグコミックスペリオールでも並行して連載中だそうです。

岡崎に捧ぐ|山本さほ|note

小学館コミック -ビッグスリーネット-[ビッグコミックスペリオール:岡崎に捧ぐ]

ぼくは作者山本さんとは性別も年代も違うから、こまかい「あるある」ネタは、ジャストってわけじゃないんです。たぶん10歳ぐらいはぼくのほうが上で小学生時代に流行っていたのはファミコンガンプラビックリマンとかかなー。それでもなんとなくその時のたまごっちの価値とか、100円ショップで買った指輪の嬉しさとか、先生に自作マンガを読まれた時の逃げ出したい気持ちとか、なんかすごく「あるある」なんですよね〜。

岡崎さんの山本さんに出会った時の気持ちもすごくウウッと深く心に刺さって、ぼくは正直言うけど、涙しましたよ・・・。号泣っていうか、なんか自然に泣いてたわ、みたいな感じ。岡崎さんの笑顔がいいんですよ・・・。実際のところ、ぼくには遊ぶ友達はいてもこういう「親友」というのはいなかった割と寂しい生活だったのですが、それでも「これは俺の物語だ!」と思えてきたんですよ。

「親友あるある」という方向じゃなくて憧れが今ここで展開されている!みたいなので刺さってるのかな?「おれもこんな時代を過ごしていてもおかしくなかったのだ!あるいはまた別の時間軸の並行宇宙では!」みたいな感じ?よくわかんないけど。「岡崎さんに捧ぐ」は生まれた性別や育った年代や過ごした場所が違っても、かなりの人が「自分の物語」だと思える要素が結構多いんじゃないかと思います。

あ、でも、書いてて思ったけど、作者と立場がある程度違うからこそ、じぶんの物語と感じられるのかもしれないな。山本さんと同年代同地域でこの時代を過ごした人にとっては「もっとサツバツとしてたよ!」とか「女子の派閥抗争はこんなあまっちょろいもんじゃない!」とか、そもそもあまり思い出したくない青春時代だと(ぼくも結構その色は濃いですが)・・・いろいろあるのかもしれない。

あと、お話もすごくハマっているのですが、なにより魅力的なのは絵だなーと思っていて。すごく好きなタイプの絵なんだよな〜。ちょっとラフな感じで描かれている背景とか(特に扉絵)じーっとみちゃう。キャラの表情もいいですよねえ。ほんといい。岡崎さんの笑顔はほんといい。(ほんといいしか言ってない)

noteでの連載では山本さん岡崎さんはもう中学生になっていて、思春期らしい悩みを持ちつつ、相変わらずちょっとイケてなくてバカで仲良しで、こちらも面白いですね〜。ネットで検索してみたら「岡崎さんがメガネを外しちゃって寂しい」みたいな意見みてなるほどって思ったけど、その頃はちょうどコンタクトに憧れる時期でもあるよなあ、とか思ったりしました。

noteで読んで3話の続きが電車で読みたくて、初めてマンガのkindle版を買ったのですが(小説等活字のものは過去買ったことがある)、正直全然慣れなくて、次の日、紙の本を書店にて購入しました。ちょっと勿体無いことをした。たぶんに慣れの問題だと思うんですけど、まだまだ紙でマンガを読んだほうが「マンガ読んだぜ」っていう満足度が高いです。これがビジネスに使う資料とかだと満足度読後感の重要性がぐぐっと下がって、電子版で全然オッケーなんだけどな。不思議なものですね。

なにはともあれ、noteの連載をおっかけつつ、単行本新刊が出るのを楽しみにしつつ、読ませていただきます。また、楽しみが一つ増えた。

岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)

岡崎に捧ぐ 1 (コミックス単行本)