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テラコブログ

たまに戦車のプラモデルを作ります

終物語6話『そだちロスト 其の参』の感想です

アニメ・映画 物語シリーズ

老倉の母親喪失、解決編でした。(ネタバレ)

家庭内暴力吹き荒れ、それぞれがそれぞれに傷つき、解体し、荒び、やがてゴミ屋敷と化した老倉家。
その一室に引きこもる老倉母が突然失踪。
この失踪の謎を解くお話、そしてその後の老倉を描くお話でした。
老倉が、改めて正面から幸せについて向き合う物語なのかもしれません。

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まずは、一緒に連れて行ってもらえなかった扇の急襲!すごいですね!
ここぞとばかりに羽川さんに絡みまくって煽りまくって、扇の本領発揮という感がしました。いいな〜。
対して、扇の煽りをものともせずビシッと答を出す羽川さんもさすがの貫禄です。

答え=残酷な真実に行き当たり、扇でさえ告げることを躊躇するような中、それでもきちんと伝えようとする阿良々木くん。
この辺りは本当に正義の味方ですねー。
「青春の、終わりを告げる影がさす。」は、終物語のキャッチフレーズですが、言い得て妙、すごく端的にこの辺りの阿良々木くんを表している気が。

終物語 (上) (講談社BOX)

終物語 (上) (講談社BOX)

何かを無邪気に信じられていた時期はやがて終わりを迎える。
それでも、時には手痛く被害を受けようとも、何かを信じようとして行動しようとする阿良々木くん(や羽川さん含む多くの登場人物)の意気に熱いものを感じました。 白と黒の間、グレーゾーンをそのまま受け入れるというんでしょうか。
羽川さんの髪に象徴的ですが、世界にもそして何より自分だって、グレーな部分はいっぱいあったりして、場合によっては自分のグレーな部分黒い部分をごまかそうとして、それでもそこをちゃんと理解したうえで「正義の味方」的行動をとるというのがいいです。
青春は終わる。人生は続く。

「青春の、終わりを告げる影がさす。」でいうと、阿良々木くんにとって扇こそさしてきた影なのではないでしょうか。
忘れていた過去を思い出す、のではなく、否が応でも思い出させる存在、青春を終わらせる存在、というのが不思議です。

老倉は2年間屍体の世話をしていた、それも「お母さんがいなくなっちゃえばいいのにって私が思いませんように」と自分自身に祈りながら。
この事実を告げられた時、老倉の心情はどのようなものだったんでしょう。
ひどく事務的に引っ越しの件などを返しているのを見ると、老倉も自分の過去や母親の最後を本当はきちんと認識していたのかもしれませんね。

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きっと、机の裏に貼ってあった手紙は、これまでのような幸せへの呪詛は書かれていなかったのではないかと思っています。
でも、気になるなあ〜教えてコヨコヨ〜

次回からは「しのぶメイル」!
楽しみ〜。