テラコブログ

たまに戦車のプラモデルを作ります

残されたお湯

蕎麦湯に限らず、麺を茹でたあとのお湯はおいしい。

おいしい、っていうとちょっと違うかもしれない。しかし、ただ単に、味がする、っていうと、なんだかものすごく低い評価みたいな感じが出てくる。

捨てがたい独特の妙味がある、とかいうと気取ってる感あって好きじゃない。

じゃあおいしいでいいか。

とにかく茹でたあとのお湯はおいしいんです。少し飲みたくなるんです。

蕎麦湯は言わずもがな。でも、立ち食いそばの蕎麦湯は飲まないな。蕎麦食べたらサッサと出ちゃうな。

うどんもいい。

パスタは塩をたっぷり入れるから塩辛いけれど、これもよし。小麦の味やで。薄めて少し飲みましょう。

中華麺はちょっと微妙かもしれない。かんすいが効いてるからかな?

麺を茹でたあとのお湯業界では、蕎麦湯だけが特別扱いされている。一人勝ちだ。他の、麺を茹でたあとのお湯たちは悔しい思いをしているに違いない。同じ残されたお湯なのに、どうしてこんなに扱いが違うのか、と泣いているに違いない。

北海道には、やきそば弁当というカップ焼きそばがあるらしい。麺を茹でたあと、捨てるはずのお湯で、粉末スープを溶いて中華スープを作るそうです。

このスープはきっとおいしいと思う。残されたお湯にやさしい人が考えたんでしょうね。