焼肉・しゃぶしゃぶ・山岡
「焼肉すき〜」って言ってると、富豪が「あいつ焼肉すきなのか、よし、誘ってやろうか」と焼肉をおごってくれるかもしれない。人の金で肉を食う、というなかなかのチャンスをゲットできる可能性がある。富豪の金でゲットした肉はだいたいうまい。
「焼肉きらい〜」って言ってると、富豪は「あいつ焼肉きらいなのか、そうか。今日食べに行くんだけどな」となり、誘ってもらえないかもしれない。人の金で肉を食う、という人の一生の中でも最大の幸福のうちの一つに数えてもやぶさかではない機会を逃してしまう可能性がある。
「しゃぶしゃぶすき〜」って言ってると、富豪は「あいつしゃぶしゃぶすきなのか、じゃ肉つながりで焼肉すきかもしれんから声かけてみるか」となる可能性もある。富豪は心が広い。肉を食うにはかわりないので、これもまたひとつの可能性である。可能性、それはyour future.
「しゃぶしゃぶすき〜焼肉きらい〜」って言ってると、美味しんぼの山岡が「本当においしい焼肉を食べたことがないんですね、かわいそうに。明日またきてください。本物の焼肉を食わせてあげますよ」と言ってくるかもしれないが、美味しんぼの山岡は面倒そうだし、もれなく甲高い声のどうしようもない欠陥上司がついてくる。下手したら雄山がくるぞ雄山が。あまりいきたくない。
面倒な人との会食は、できうるかぎり避けたいものである。
- 作者: 雁屋哲,花咲アキラ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: コミック
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